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★3月百貨店売上、インバウンド消費と春物衣料が牽引。関西の免税売上は引き続き大幅増加

2018.04.03

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4月1日、百貨店大手5社が2018年3月の売上速報を発表した。全社が前年実績を上回った。

三越伊勢丹の売上は対前年同月比1.1%増、高島屋は2.8%増、大丸松坂屋百貨店は4.5%増、阪急阪神百貨店は7.0%増、そごう・西武は2.2%増だった。高額品を中心とした免税品売上のほか、春物衣料が好調で売上に貢献した。

免税売上は、引き続き大阪を中心に好調だ。阪急本店ではリピーターが増え続け、化粧品・高額ジュエリーや時計に加え服飾品も外国人観光客に人気だった。阪急本店のインバウンド売上は前年比で約6割増だったが、全店のインバウンド売り上げも同じく6割増だった。

あべのハルカスの免税売上は前年の約6倍に増加した。国内客の消費も好調で、ラグジュアリーブランド・時計などの高額品以外に、ブラウス・帽子などの春物衣料が気温上昇と共に売れて全部門が昨年以上の売上を記録した。大丸松坂屋百貨店は発表した17店舗中13店舗が前年を上回った。都心店舗と地方・郊外店舗のバラつきが目立った高島屋の免税売上は前年より22%増加し、京都店・新宿店 ・大阪店などの百貨店売上増に寄与した。

三越伊勢丹では、全国的に免税売上は好調で、訪日客に人気のある高級ブランドや化粧品の客数の伸びが目立った。

(やまとごころ編集部)

 

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