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通訳案内士相互の互助・共助を目的に、九州で通訳・翻訳者・ガイド協会設立  

2018.04.18

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2018年4月1日、九州を拠点として活躍する通訳約案内士や通訳者、翻訳者などの業務改善、品位や地位の向上などを目指して、一般社団法人九州通訳・翻訳者・ガイド協会を設立した。

観光庁は、2018年1月4日に改正通訳案内士を施行、通訳案内士の業務独占が撤廃され、今後は資格を持たない方でも有償で通訳案内士業務を行えるようになるなど、制度が大きく変化している。特に、訪日外国人が増加するとともに、リピーターが増え、訪日のニーズが多様化する中で、通訳・翻訳者・ガイドに携わる人材の育成やスキル向上が重要視されている。

一般社団法人九州通訳・翻訳者・ガイド協会は、こうした状況を踏まえ、会員相互の互助・共助及び連絡協調と通訳案内士通訳者・翻訳者等の業務改善を通じて、国際観光事業の発達に貢献し、国際親善に寄与することを目的としている。

 協会代表理事の水谷みずほ氏は、「フリーランスが多い通訳案内士の業務において、観光ガイド従事中の事故などの保険加入を協会会員により適用を考えるなど新しい取組も多い」と話す。

なお、4月25日には、福岡市の西鉄グランドホテルで同協会の設立総会を開催。総会ではジョイ・ミチコ・サクライ在福岡米国領事館首席領事による講演会も行われる。

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