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★日台観光サミット開催「交流人口700万人」早期達成の見通し

2018.06.07

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今年で11回目となる「日台観光サミット」が1日、台湾中部の台中市内で開催された。

2007年に初めて開催された日台観光サミットは、台湾からの訪日旅行と日本からの訪台旅行、双方の促進と交互交流人口の拡大を目的としたもので、毎年、旅行業界のトップが一堂に会して交流を図っている。

昨年、香川県で開催された前回のサミットでは「2020年までに日台相互交流人口年間700万人」を目標に掲げていたが、昨年にはすでに650万人を達成しており、早ければ今年中にも700万人を突破する見通しだという。今回はその早期達成に向けた相互協力について話し合ったほか、訪日台湾人数と訪台日本人数との間にあるギャップを縮小するために、日本からのアウトバウンド促進にも協力して取り組んでいく方針を示した。

台中市の林佳龍市長は、11月に同市で開幕する「台中フローラ世界博覧会」をPRするとともに、マンダリン(華信)航空が既存の台中—沖縄線と、台中—名古屋線に加え、14日から台中—東京(成田)間の定期便を就航させるため、アクセス向上による日本人観光客の増加に期待を寄せた。

次回となる来年5月には富山県での開催が決定している。同県は、観光資源の魅力を紹介し、台湾観光関係者との関係強化を図ることで、台湾からの誘客を促進するとの考えを示している。

(やまとごころ編集部)

 

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