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★四国でインバウンド拡大の動き リピーターの獲得も

インバウンドの地方へのシフトが急速に進んでいる。2017年の四国での外国人延べ宿泊者数は4県合計で79万9280人泊(速報値)となり、各県とも宿泊者数が過去最高を更新した。先日の高知、愛媛両県知事の交流会議でも四国4県が一体となった観光振興を強化することで一致したばかりだが、各県は、さらなるインバウンド獲得のために国際線の拡充や受入態勢の整備に注力している。

香川県の外国人延べ宿泊者数は、45万3460人泊と四国4県の中で最も多かった。韓国、中国、台湾、香港のリピーターが多く、アジアから4路線が就航する高松空港は四国観光の拠点となっている。県内を訪れた外国人がスマートフォン(スマホ)などを使い、県の公式観光サイトから無料で電話通訳サービスを利用できるようにするなど、外国人の利便性を高め、リピーターの獲得に努めている。来年2019年には3年に一度の瀬戸内国際芸術祭の開催を予定しており、更なる訪日客の増加が期待される。

愛媛県は前年比15%増の16万9320人泊。松山空港の利用者数は、2017年に301万2000人と初めて300万人を突破した。韓国ソウル線のLCCチェジュ航空が2017年11月から就航を開始したことなども松山空港利用者増の追い風となっている。観光地として人気の高い松山市を2017年に訪れた外国人観光客は、過去最高の19万5300人となり、5年連続で過去最高を更新している。

徳島県は40%増の9万6870人泊と4県で増加率が最も高い。2018年1月には、徳島阿波おどり空港に国際線ターミナルが開業し、香港、台湾とのチャーター便の運航がはじまっている。また、中国・四国地方10県で高速道路が乗り降り自由となるNEXCO西日本(西日本高速道路)の「山陰・瀬戸内・四国エクスプレスウェイパス」は、外国人リピーターはレンタカーを利用する人が多いことから、徳島県から提案したキャンペーンだという。また、米国の旅行誌「Travel + Leisure」で、三好市の祖谷渓(Iya Valley)が、「2018年に訪れるべき50の旅行地」に日本で唯一選ばれたことで今年はさらに来訪が期待できる。

高知県では、6%増の7万9630人泊となり、4県の中ではもっとも少ない結果となった。高知市の高知新港を訪れるクルーズ船が急増しており、高知県や高知市はさらなる誘致を目指し、広報活動を強化している。アクセスが課題となる高知県では、オール四国でのPRや四国周遊のツアーが功を奏しそうだ。

(やまとごころ編集部)

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