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★大阪北部地震、訪日客の避難行動に関する調査 —災害時の課題が浮き彫りに

株式会社サーベイリサーチセンターはこのほど、「大阪府北部地震における訪日外国人旅行者の避難行動に関する調査」を発表した。
同調査は、当時近畿圏に滞在していた訪日客152名を対象に南海電鉄の関西空港駅で実施された。
まず、「地震発生時にどのように思ったか」という質問に対しては、「今後の地震の発生が気になった」「旅行日程が心配になった」という回答がそれぞれ約4割と多く、「身の危険を感じた」が34.9%で続いた。地震がおさまった後の行動は、「テレビやラジオ」「インターネット」「SNS」を通じて情報収集を行った人がそれぞれ約5割に上った。

さらに「地震発生時に困ったこと」を尋ねたところ「すべての日程が狂い多額の負担が生じた」が36.2%で最も多く、地震による不測の状況と情報不足から「今後の旅行日程がどうなるのか想定ができなかった」との回答が27.0%で2番目に多かった。そのほかには、「言葉がわからずどこに行けばよいかわからなかった」「テレビ等での地震の放送が理解できなかった」「外国人向けの地震避難のマニュアルが無く行動が理解できなかった」など言語上の問題に関する回答が多く、今後の課題が浮き彫りになった。
地震発生時に滞在していた宿泊施設では、「避難誘導があった」との回答が約34%、到着時の「避難」についての説明は「なかった」との回答が約7割に上るなど、宿泊施設での災害時の対応強化も急がれる。

同調査によると、日本は地震が多い国であることを9割以上の訪日客が認識しており、その上で8割以上が「今後も日本には来たい」と考えていることも明らかになった。

 

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▲写真は、7月6日にの豪雨で新幹線の運行が止まった広島駅。駅員や、周りの日本人から情報を集めようとしている訪日外国人の姿が多く見られた

(やまとごころ編集部)

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