インバウンドニュース
★世界遺産登録から5年、前進を続ける富士山エリアのインバウンド対応
2018.07.04
富士山が世界文化遺産に登録されて、今年で5年の節目を迎える。インバウンド増加に伴い、富士山における外国人登山者も増加しており、今後はさらに増える見通しとなっている。そのため富士山では、山小屋などで利用できる無料Wi-Fiや、4ヶ国語に対応した情報収集用アプリの提供、5合目インフォメーションセンターでの通訳サービスなど、インバウンド対応を進めてきた。
一方で、外国人登山者からはからは「山小屋の宿泊予約方法がわからない」「カード決済に対応していない」といった声も上がっており、富士山五合目にある宿泊施設兼レストランの富士雲上閣では今月1日より、有人外貨両替所「エクスチェンジャーズ」を開設。さらに、オンライン上での宿泊予約と、中国のモバイル決済サービスWeChat Payの導入も同時に開始した。
また、富士吉田市では6月28日、急増する訪日客の受け入れ態勢を整備するため、市内の事業者を対象としたキャッシュレス決済端末の操作説明会を開催し、無料レンタルを開始。同市が位置する富士北麓地域では、キャッシュレスの習慣が定着している国からの訪日客が多く、今後はキャッシュレスに必要な機器を100台配備する予定だ。
山梨県も、富士登山者に呼びかけている入山料の協力率アップに向け、キャッシュレスシステムを導入するための実証実験を8月に行うなど、インバウンドに向けた取り組みを進めている。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介
2024.04.08
2024年3月国内景気、インバウンド消費や旅行・観光産業が好材料で3カ月ぶり改善。今後も緩やかに上昇と予測
2024.04.02
外国人労働者初の200万人超え、飲食、宿泊業などで高い雇用意欲。課題は語学やコミュニケーション
2024.03.25
旅行業界初のNFTプロジェクト表彰イベント開催。日本航空、JTBグループなど5プロジェクトがグランプリ受賞
2024.03.18
白馬スキー場観光客数、過去20年最高の80万人が来場。インバウンド利用者数2019年比で141%に
2024.03.11
TikTokが海外クリエイターを九州・沖縄に招聘、観光地の魅力をショートムービーで若年層に訴求
2024.02.20
民泊・アパートメントホテルの2023年予約動向、インバウンドは家族旅行が4割。韓国に次いで米国が2位に
2024.02.07
2024年JAPAN TRAVEL AWARDS発表、10地域、企業が受賞。グランプリはバリアフリーな体験を提供するゼログラヴィティ