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★京急電鉄、訪日外国人向けQRコード決済とクーポン配信で沿線の回遊促進へ 実証実験スタート

2018.07.23

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京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)は、日本美食株式会社と連携し、訪日外国人向けQRコード決済導入と回遊促進に関する実証実験を行う。日本美食は京急電鉄の新規事業創出プログラム「KEIKYUアクセラレーター」の採択企業となっている。

実証実験では、7月13日から11月30日までの間、日本美食が提供する「日本美食QRコードスマホ決済」を、羽田空港国際線ターミナル駅内にある一部の飲食店に試験導入する。中国人観光客の利用頻度が高い「Alipay(アリペイ)」を含む全15種類の決済が可能になることで、訪日外国人からのニーズが高まるキャッシュレス決済の環境を整える。

また「京急ツーリストインフォメーションセンター 羽田空港国際線ターミナル駅」において、QRコード決済で乗車券を購入した場合「日本美食アプリ」上で使える電子クーポンも配布する。この電子クーポンは京急グループ施設内の飲食店でのみ使用可能で、クーポンを通じ、京急沿線への誘客を図る。

今回の実証実験を通じて利用者数や決済動向などのデータ収集を行い、キャッシュレス決済の有効性を確認できれば、訪日外国人向けのQRコード決済を本格導入していく予定だ。さらに訪日外国人の回遊促進に関する調査も行うことで、日本美食と様々なビジネスの可能性を探る。

日本美食は、訪日観光客と飲食店をつなげる観光客向けグルメアプリを手掛ける。主にモバイルアプリ上で飲食店の「案内」「予約」「決済サービス」を提供している。特に決済サービスでは、各種クレジットカード・PayPal・LINE Pay・Apple Pay・Google Pay・中国銀聯・Alipayなど幅広く対応しているのが特徴。

(やまとごころ編集部)

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