インバウンドニュース
★アジア3ヶ国の「民泊への意識調査」結果を発表、韓国人は「利用したい」が7%未満に
2018.08.22
アジア9拠点でマーケティングを展開するアウンコンサルティング株式会社が、民泊に関するアンケート結果を発表した。アンケートは、訪日客が最も多い中国、リピーターの多い台湾、2017年の訪日客数がアジアで最多となった韓国に対して行った。
「利用したい宿泊施設について」という質問には、韓国人全体の78%が「旅館とホテル」と答え、民泊はわずか7%という低い結果になった。中国と台湾は、ホテル・旅館・民泊・民宿にそれぞれ20%前後と分散した。
「民泊について知っていましたか」という問いには、中国の58%が「知っていた」と回答、台湾と韓国はおよそ40%であった。「民泊を利用したい」が22%だった台湾は、民泊を利用したいが認知度と利用率は低いことがわかる。
「民泊を利用したことがありますか」という質問には、中国の62%が「ある」と答え、韓国と台湾は40%台だった。また、「民泊を今後利用したいですか?」という質問には、中国人は90%以上が「したい」と回答。韓国は「したい」が40%未満となり、認知度が同じ比率の台湾に対して利用意欲が低いことがわかった。
「民泊をどう思いますか?」という問いでは、3ヶ国とも半数以上が「地域やホストとのふれあい、日常生活の体験」を重視。一方、韓国は16%が「犯罪に巻き込まれそう」というマイナスイメージがあると答えている。しかし韓国人の旅行消費額を見ると中国の19.5万円、台湾の9.3万円と比べ6.2万円と少なく、民泊の安さをアピールすることが今後の伸びにつながるのでは、としている。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.04.08
2024年3月国内景気、インバウンド消費や旅行・観光産業が好材料で3カ月ぶり改善。今後も緩やかに上昇と予測
2024.04.02
外国人労働者初の200万人超え、飲食、宿泊業などで高い雇用意欲。課題は語学やコミュニケーション
2024.02.20
民泊・アパートメントホテルの2023年予約動向、インバウンドは家族旅行が4割。韓国に次いで米国が2位に
2024.02.07
2024年JAPAN TRAVEL AWARDS発表、10地域、企業が受賞。グランプリはバリアフリーな体験を提供するゼログラヴィティ
2023.11.17
2023年10月期の旅館・ホテル業界収益、6割が「増収」訪日客増により急激な回復基調。人手不足解消がカギに
2023.10.16
2024年旅のトレンド予測、一度に複数楽しめる「貪欲な旅」に注目 ー星野リゾート
2023.08.22
奈良市の2022年観光入込客数、2019年比5割強回復。外国人宿泊者数 米国がトップに
2023.07.11
ホテルのない地域にエアビー宿泊施設が貢献する「観光振興」のデータAirbnb発表、日本で人気の市町村も明らかに