インバウンドニュース

★中国ミレニアル世代の旅行先に日本が人気復活! 旅行消費、昨年比80%増の世代が旅のトレンドセッターに

2018.08.15

印刷用ページを表示する


宿泊予約サイトHotels.comは、直近12ヶ月の間に海外旅行をした中国本土の18-58歳の海外旅行経験者へのインタビュー調査、Chinese International Travel Monitor(CITM)の結果を発表した。

2018年に最も人気だった旅行先は、過去12ヶ月に39%の中国人が訪れた日本となった。1990年代以降に生まれたミレニアル世代は特に、主要都市だけでなく芸術や文化にちなんだ幅広い旅行先を選んでおり、地方都市にも足を伸ばしていることがわかった。

SNS上での交流や存在を重要視するミレニアル世代はメディアによる影響も多大で、62%が映画やテレビなどがきっかけと答えている。最先端のトレンド体験やハイテクな宿泊施設、地元のご馳走やユニークな体験を求め、この世代が旅行に費やした費用は昨年比で80%も増加していることが判明した。

sub2

また日本は、中国人旅行者が一番多く写真や動画をSNS上でシェアする国だということがわかった。活用しているのは中国で人気のWechatやWeiboなどで、日本への旅行意欲を拡散していると言える。旅行の決定要素として、ミレニアルの上の世代の3分の1が、子供の影響を受けていると回答していることからも、トレンド牽引力がデジタル世代にあることが伺えた。

人気旅行先1位に返り咲いた理由としては、中国語表記の普及やAlipayなどの支払い方法導入なども大きな要因と考えられている。しかし、QRコードのスキャンやモバイル機器による決済、中国語を話すガイドやホテルスタッフなどの配備においては、まだ改善の余地があるとしている。

(やまとごころ編集部)

関連インバウンドニュース