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★札幌市、2017年度の外国人宿泊者数 257万2000人。6年連続で過去最多を更新!

2018.08.27

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札幌市はこのほど、2017年度の来札観光客数を発表した。それによると、2017年度に札幌を訪れた観光客は過去最多の約1527万1000人で、前年度から約139万1000人(10%)増加した。

このうち、外国人宿泊者数は約257万2000人で、6年連続で過去最多を更新。前年度から47万9000人(22.8%)増加した。国・地域別で見ると1位:中国、2位:韓国、3位:台湾、4位:香港、5位:タイの順で、上位5カ国で全体の82.1%を占める結果となった。また、東南アジア諸国の伸びも好調で、アジア圏が全体の93%を占めている。

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増加の要因については、新千歳空港の発着枠拡大により、韓国の仁川や中国の上海から新たな航空会社が就航したことや、札幌市による旅行博や商談会での魅力発信、SNSを活用した情報発信など、インバウンド誘致への取り組みが奏功したと分析している。

北海道全体を見ても訪日客は年々増加している。日本旅行は訪日客の観光ニーズの多様化に伴い、道内のローカル鉄道を使った訪日客向けツアーを企画。観光列車に乗りながら大自然を巡るコースを提案し、今秋にはモニターツアーを開始する。外国人専用の観光列車を使った道内ツアーは、これが初の試みとなる。
一方、株式会社ナビタイムジャパンは、訪日客をターゲットにレンタカーでの移動をサポートする無料の多言語対応のアプリ・ウェブサイト「Drive Hokkaido!」で、英語と中国語に加え、8月より新たに韓国語にも対応。各社で道内を訪れるインバウンド客向けのさまざまなサービスが創出されているようだ。

(やまとごころ編集部)

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