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★ 東南アジアの観光従事者に対し、日本のアグリツーリズム研修で青森を訪問

2018.11.13

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一般の旅行者だけでなく、日本を何度か訪問し、有名スポットを訪れる観光とは違ったアクティビティや文化的体験を求める訪日観光客にアピールする分野として注目されているアグリツーリズム。農山漁村地域での自然や文化、人との交流を楽しむこの観光分野に積極的に取り組み、工夫を凝らす日本のアグリツーリズムの現場を、ASEAN加盟国からの観光従事者21名が研修に訪れた。

ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国は、ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10ヶ国からなる。

一行は、国際機関日本アセアンセンターから招聘を受け、青森県の取り組みを見学した。同県の特産品、りんごによる観光振興や田んぼをアトラクションにした「田んぼアート」などを視察、観光とかけ離れた印象のある農業が観光資源となることを学んだ。

研修後のアンケート調査には、「研修で得たアグリツーリズムの新たなアイディアや知識を自国で応用したい」「りんごという一つの特産品から多くの旅行商品やプログラムが生み出されることに感心した」といったコメントが寄せられた。

今回の研修によって、ASEAN各国ならではの文化、特徴を生かした持続可能な旅行商品の開発が期待される。今後も日本アセアンセンターでは、諸国の観光従事者の人材育成を継続して行う考えだ。

(やまとごころ編集部)

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