インバウンドニュース

★鹿児島空港~えびの間で二次交通バスの実証運行を開始、インバウンド客限定で乗車無料

2018.11.16

印刷用ページを表示する


国土交通省九州運輸局は10月22日、鹿児島空港からえびの高原へ向かう二次交通バス「KIRISHIMA EXPERIENCE BUS」の実証運行を行なうと発表した。

運行ルートは「鹿児島空港→JR嘉例川駅→丸尾(霧島温泉郷)→大浪池登山口→えびの高原 →白鳥温泉上湯→JRえびの駅→道の駅えびの」を約2時間で結ぶ。鹿児島空港を9時と10時30分に出発し、空港の道の駅えびの間を1日2往復する。

対象は外国人観光客のみで、運賃は無料。予約不要で当日先着順で乗車できる。車内には通訳ガイドが添乗し、ルート上の見どころをわかりやすく解説する。また、実証期間中にはアクティビティや現地ツアー等の企画も実施予定。運行ルート沿いの観光施設ではバスの利用者に特典を用意している。

霧島錦江湾国立公園は、環境省が2020年までに訪日外国人の国立公園利用者数1000万人を目標に推進する「国立公園満喫プロジェクト」の先行8公園の1つに選定されている。特に、霧島連山・えびの高原エリアは登山やトレッキングを目的にした訪日外国人旅行者が多く、空港からの二次交通の利便性を向上させることが大きな課題となっている。九州運輸局ではインバウンド旅行者への対応を計画的・集中的に実施する取り組みの一環として、官民一体となり二次交通環境の改善を図る。

実証期間は10月27日~12月9日の間、主に土日を中心とした週末のみ運行。

(やまとごころ編集部)

編集部おすすめ関連記事:

鹿児島県、2017年観光統計を発表。インバウンド牽引で観光費額2800億円超、過去最高を記録

宮城県、仙台空港からの二次交通バスPR動画を配信 5カ国語に対応

 

 

関連インバウンドニュース