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訪日客、初の3,000万人突破! 4,000万人の目標に向けて宿泊施設、交通などの課題も

JNTOは19日、2018年の累計訪日客数が、史上初となる3,000万人を超えたことを発表した。2018年は地震や台風、豪雨などの相次ぐ自然災害に見舞われ、7月以降は訪日客数の伸び率が鈍化したものの、年間の累計は過去最高の3,100万人を超えるとみられており、7年連続で前年超えとなる見通しだ。

関西空港第2ターミナルでは18日に3,000万人突破の記念セレモニーが行われ、石井国交相をはじめとした関係者らが参加した。台北からピーチ・アビエーションで関西空港に降り立ち、3,000万人目となった台湾人女性には、国交相とピーチのCEO井上慎一氏から記念品が授与された。

政府は訪日客数を「2020年に4,000万人」に増やす目標を掲げおり、内閣府の報告書によると、LCCの就航便数が2018年以降に毎年20%伸びた場合、2020年の訪日客数は約4,200万人に上るとみられている。2016年と2017年ではLCCの就航便数が25%〜30%弱伸びているため、順調にいけば4,000万人の目標も実現可能だ。

一方で、4,000万人を突破した際の課題もある。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京ではホテルの新設ラッシュが続いているが、開催年には都内をはじめ、地方でも宿泊施設が不足するとのデータもある。このほかに、LCCの増加などに伴うパイロット不足や国内主要空港の受け入れ問題も指摘されている。
政府はさらに「2030年に6,000万人」との目標も掲げており、訪日客増加に伴う受け入れ態勢の整備が急がれる。

(やまとごころ編集部)

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