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検索数から分かる春節の動向を調査。台湾・香港は「雪」目当て、韓国は?

中国・台湾・香港・韓国における冬期休暇にもあたる12月〜2月の春節(旧正月)における日本の旅先検索動向を(株)アウンコンサルティングが調査した。

訪日客の都道府県別訪問ランキングでは、どの国も1位が大阪府となった。韓国は2位に福岡県がランクイン、それ以外の地域では東京都が2位となった。メジャーな観光地がランクインしている中国と比較すると、台湾・香港・韓国では九州の人気が高く、韓国では5位以内に「福岡県」「大分県」が入っている。韓国から九州への去年の訪日者数を見ると、訪日韓国客全体の30%を占めており、LCCの新規就航などにより個人旅行枠が拡大したことが要因と考えられる。

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台湾と香港に共通して見られた傾向は、一部の日本の観光地が日本語で検索されていることが挙げられる。検索数で多いのは「軍艦島」「石垣島」「明治神宮」など。漢字と繁体字の文字形が類似しており、同じ意味と理解できることが起因しているようだ。一方、三重県「なばなの里」のようにひらがなが多い名称は、繁体字で検索されている。

調査対象時期が12月~2月と日本の冬の時期にあたるため、検索動向からから冬に何を楽しみたいか見えてきた。例えば、土地柄雪が降る韓国からの訪日客は、温泉好きということもあってか温暖な九州に集まり、熊本県「黒川温泉」や大分県「別府温泉」など、温泉地への関心が高い。逆に雪のない台湾・香港からの訪日客は、北海道「小樽運河」や長野県「地獄谷野猿公苑」、岐阜県「白川郷」などの検索数が多い。

過去3年間で検索数が増加した観光地は「小樽運河」で、台湾で3倍、香港で4倍に。台湾では、20年ぶりに、ロケ地が小樽の日本映画「Love Letter」が放映されたことも影響していると考えられる。韓国からの検索数では大分県「由布院温泉」、熊本県「黒川温泉」などが伸びている。また、三重県「なばなの里」もゴールデンルートから近いと紹介されたこと、秋から初夏にイルミネーション点灯があることなどから、関心が高まっているようだ。

2019年の春節は2月4日から2月12日まで。訪日プロモーションには、対象国の文化が反映する旅先傾向を理解した上での施策が必要となりそうだ。

(やまとごころ編集部)

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