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京都市、日本料理の海外普及に向け、老舗料亭で外国人料理人受け入れ。今回で12人目に

京都市は20日、外国人料理人を市内の老舗料亭「菊乃井本店」で受け入れることを発表した。

京都市は「京都市地域活性化総合特区」として全国で唯一、外国人が日本料理店で就労する特例措置が認められており、外国人料理人の受け入れを通じた日本料理の海外への普及に取り組んでいる。2013年より「特定伝統料理海外普及事業」としてスタートし、昨年3月には外国人料理人の在留期間が2年以内から5年以内へと延長された。

日本では現在、入管難民法で外国人の就労が厳しく制限されており、外国料理店であれば10年以上の実務経験がある各国の調理師に限り就労が認められる。一方で、10年以上の実務経験があっても、日本料理店での就労は禁じられている。京都市は入管難民法で禁じられているこの就労が特例として認められており、京都市と日本料理アカデミーが指定する市内の日本料理店で外国人料理人が報酬を得て働くことができる。

今回、同事業で12人目の料理人として受け入れが決定したのは42歳の韓国人女性。これまでに菊乃井本店をはじめ、魚三楼、木乃婦、たん熊北店京都本店などでフランス、スペイン、デンマーク、韓国、イギリス、ラトビア、アメリカ、カナダからの料理人を受け入れており、女性の料理人としては今回が2人目となる。
菊乃井では、2006年に国内初となる「文化活動」ビザでの外国人料理人の受け入れを開始している。

(やまとごころ編集部)

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