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富士山よりも河口湖、検索ワードがより具体的に。2018年訪日中国人の検索動向ランキング発表

2018.12.28

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中国の検索市場において第1位のシェアを誇る百度(バイドゥ)の日本法人Baidu Japanは、訪日中国人を中心とした百度検索サービスユーザーの日本における検索データを元に2018年の検索ワードランキングを発表した。「富士山」よりも「河口湖」のほうが検索されているなど、より細かく観光対象を検索している様子が浮かび上がった。

都道府県ランキングは、インバウンド客に人気の大阪、京都、東京が昨年に引き続き上位を占めた。昨年ランク外だった「愛知県」が4位に入り、「ゴールデンルート」の周遊エリアとして人気が集まってきている。一方で、トップ5以外では「心斎橋」「横須賀」「那覇」など、都道府県名ではなく、都市名・地域名を検索する結果も出ており、訪日外国人の知識が充実し、検索キーワードが細かくなっていることが分かる。

観光地・名所ランキングでは、昨年までランク外だった「皇居」が1位になった。2018年、日本では「平成最後の〇〇」がブームになったが、中国人の間でも退位前に皇居を訪れようという機運が高まった影響と思われる。 一方で、2016年から2年連続でトップだった「富士山」はランク外に。代わりに、富士五湖の一つである「河口湖」が3位となった。王道の「富士山」だけではなく、富士山麓の周辺観光にも目を向けている旅慣れたインバウンド客の姿が伺える。

グルメランキングでは、昨年まで圏外だった「フグ」が2位となった。2016年に中国でフグ食が解禁された影響とみられる。昨年ランクインしていた「日本酒」「サーモン」「おでん」などはランク外となり、入れ替わりの激しい結果となった。

今年から集計を始めたアニメランキングでは、タイトル名での検索に加え、人気『ONE PIECE』の登場人物「ゾロ」が、キャラクター名として唯一ランクイン。キャラクターの名前で検索するなど、アニメに関する知識も充実している様子が伺える。

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(やまとごころ編集部)

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