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スキーコース外での救助を自己負担に。訪日客などの増加を受け、青森八甲田でルール策定

八甲田山岳スキー安全対策協議会は、スキー場のコース外での遭難者に救助費用を請求することを明記した「Mt.八甲田ローカルルール」を制定し、2018-2019シーズンから運用を開始した。

青森県八甲田山エリアは良質なスノーパウダーと大自然のパノラマで、外国人観光客から人気が集まっている。最近では特にスキー場の管理区域外で、自然そのままの雪山をスキーやスノーボードで楽しむ「バックカントリー」がブームとなっており、これに伴い無謀な事故のリスクも懸念されていた。八甲田ロープウェー、八甲田スキーパトロール隊、周辺の宿泊施設など地元の関連団体で構成される同協議会ではスキー観光でインバウンド客が増えるなか、どのように事故防止に取り組むか長野県や北海道などの例を参考に協議を重ねてきた。これまでは無償でパトロール隊が捜索、救助活動に当たっていたが、今シーズンから八甲田ローカルルールとして制定した。

新しいルールでは管理区域外にスキー、スノーボード、スノーシュートレッキングなどで入山する際は、必ず入山・登山届を提出するよう求めている。その上で八甲田ロープウェースキー場のコース外や営業時間外の利用で遭難が発生した場合、救助活動に関わる費用を遭難者に請求することを記している。捜索に当たった人員の日当1人当たり3万円、ロープウェー時間外運行費1回5万円、リフト時間外運行費1回1万円、圧雪車稼働1時間当たり1台1万円など項目別に金額を明記している。同協議会では国内外のスキーヤーに対し、新しいルールを確認したうえで、安全にスキーを楽しんでもらいたいと呼びかけている。

(やまとごころ編集部)

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