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秩父地域132カ所でキャッシュレス実証実験 ラグビーワールドカップやオリパラの訪日客を見据え

埼玉県は、官民連携でQRコードによるキャッシュレス決済の実証実験を行う。日本よりキャッシュレス化が進む外国からの訪日観光客を取り込むには、キャッシュレス決済の導入が不可欠とし、オリンピック・パラリンピック、あるいは熊谷のラグビーワールドカップなどを見据えた本格的導入に向けて効果や改善点を実証実験を通じて見極めていく考えだ。

対象地域は、埼玉県秩父市、横瀬町、小鹿野町、長靜町、皆野町。埼玉を代表する観光エリアである秩父周辺を重点的に導入店舗132カ所を数え、秩父地域の各商店から秩父鉄道、宝登山ロープウェイ、長靜ラインくだりなどのスポットも含む。利用できるサービスは、LINE Pay、PayPay、楽天ペイ、Origami Payで、スマートフォンでQRコードを読み取り支払いを行う。実証実験は2019年2月から6カ月間に渡って実行する。導入店舗は、進行具合によっては期間内に増やす可能性もあるという。

海外でのキャッシュレス決済は、韓国89%、中国60%、アメリカ45%と、現金からキャッシュレスへの移行が確実に進んでいる。インバウンド客の利便を図るだけでなく、現金管理のコスト削減による商店・施設の生産性向上も狙っていく。QRコード決済は、導入コストがかからないことが事業者の利点。事業者のキャッシュレスへの理解を深め、導入コストが発生するカード決済システムも順次、運用に取り入れていく考え。また、この実験により、利用状況の把握、現場や高齢利用者の声なども聞き、問題点を解消していく姿勢だ。

一部の納税など、公金収納ですでに行われているキャッシュレス化を全体的に進めるとともに、今後、埼玉県では、博物館や美術館などの県の公共施設でもキャッシュレスを促進していきたい、としている。

(やまとごころ編集部)

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