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訪日客への観光交通の充実に向け、富士五湖エリアでバスナンバリングなど統一表記を導入

2019.02.19

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(株)富士急山梨バスは、富士五湖エリアを運行するバスの全路線において、訪日客を含む全ての観光客が分かりやすくバスを利用できるよう、バス停のナンバリングや系統ごとの色分けなどの表示を2月14日よりスタートした。バス行先表示器やガイドマップ上の表記方法を「アルファベット+数字」で統一し、各系統の色を定め、地名に馴染みのない訪日外国人観光客でも簡単にルートを識別できるよう整備。バス停も、運転士と訪日客が円滑なコミュニケーションを図れるようナンバーを施し、名称のみならず数字でも確認できるようになった。

これまで、系統の色分けは、訪日客が多い河口湖や西湖の周遊バスのみで「レッドライン」「グリーンライン」の2種類だった。今回の色によるルート識別化では、主要なルートを7色に分けて展開。また、バスが向かう「方面」もしくは「終点」が同じルートを「ルートグループ」としてまとめ、アルファベット1文字で表記した。さらに各経路ごとに数字1桁を振り当てた。例えば「K1」というように「ルート+経路」がアルファベット1文字と数字1桁で簡潔に構成されている。

今日の観光ルートの多様化と訪日客の増加から、富士急グループでは国土交通省の「乗合バスの運行系統のナンバリング等に関するガイドライン」に沿った案内表示を広域で整え、国内外の利用客の利便性を向上していく。

一般交通機関のナンバリング・システムは、2002年の「FIFAワールドカップ™世界大会」を機に横浜市営地下鉄で実施されたのが始まりで、現在は全国の地下鉄で採用されている。

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(やまとごころ編集部)

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