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訪日客の北海道広域周遊を目指し、現行の道央圏バスの周遊パスを拡大した「Hokkaido Budget Bus Pass」を発売

2019.03.11

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現在、外国人向けの道央圏の周遊パスとして、札幌及び新千歳空港発着を中心とした「Inter City Bus Pass」があったが、対象バス路線を拡大した「Hokkaido Budget Bus Pass」の販売が3月1日より開始した。

既存のパス「Inter City Bus Pass」は、北海道バス協会加盟7社によるパスで、札幌および新千歳空港発着の非予約制の都市間・一部郊外バス路線のみで利用可能で、周遊パス専用サイトで予約し日本到着後に指定の発売箇所で購入する方式だった。

これに対し、新しい周遊パスは19社となり、対象エリアも拡大。予約制の都市間バスも利用できるようになり、釧路や網走、函館などにも、期間内であれば乗り降り自由だ。また、日本到着前に予約・購入から路線予約までが多言語のウェブサイト上でワンストップでできる。専用ウェブサイトでユーザー登録したのち、周遊パスを選択、利用開始日を決めてサイト上でチケット購入をする。決済後は、日本国内の指定窓口で周遊パスが発行される。予約制の都市間バスは、座席予約も窓口で行え、非予約制のバスは直接乗務員にパス提示となる。販売価格は、3日間券が11,000円、5日間券が17,000円で子供はその半額。訪日外国人利用者は、乗車券の交付時にパスポートを提示する。

訪日外国人旅行者数が今後も増加することが予想される中、彼らの利便性の向上と、移動範囲の拡大により、交流人口の拡大や地域活性化につなげたい考えだ。

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(やまとごころ編集部)

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