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昇龍道9県の2018年インバウンド延べ宿泊者数943万人泊で過去最高を記録、中国がトップ

2019.03.28

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中部運輸局はこのほど、2018年12月分及び2018年の年間(速報値)の宿泊旅行統計を発表した。観光庁の宿泊旅行統計調査の12月分が公表されたことを受けて、中部運輸局管内の5県(静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、福井県)と、これに4県(富山県、石川県、長野県、滋賀県)を追加した昇龍道に関わる9県に絞って集計結果を取りまとめたもの。

それによると、12月の管内5県の外国人延べ宿泊者数は52万人泊で、前年同月比+20.6% と大幅に伸びた。県別にみると、最も伸びたのが愛知県の前年同月比+33.1%、岐阜県が+14.5%、静岡県が+11.7%、福井県が+10.7%と、いずれも2桁台の伸びをみせた。一方、昇龍道9県の外国人延べ宿泊者数は77万人泊で、前年同月比+16.1% だった。管内及び昇龍道9県の外国人延べ宿泊者数は、ともに17カ月連続で前年同月を上回る結果となった。

同時に発表された2018年の年間の宿泊統計の速報値によると、1月~12月の管内5県における外国人延べ宿泊者数の累計は639万人泊で、前年比+18.0%だった。県別では福井県が前年同期比+29.6%、岐阜県が+25.9%、静岡県が+20.7%、愛知県が+14.4%、三重県が7.2%と管内全県で増加した。また、昇龍道9県の2018年の年間外国人延べ宿泊者数の累計は943万人泊で、前年比+15.6%と、6年連続で過去最高を更新した。国・地域別にみると、昇龍道9県で最も多かったのは中国の38%、次いで台湾が17%、香港7%、韓国6%だった。全国平均では中国が26%、台湾15%、香港8%、韓国14%となっており、昇龍道9県では中国からのインバウンド客が相対的に多く、韓国が少ないことがわかった。

(やまとごころ編集部)

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