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国内最大級のスキー場「HAKUBA VALLEY」、2018-2019は過去最高約37万人のインバウンド客が来場

2019.06.03

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長野県大町市・白馬村・小谷村にある10のスキー場で構成される「HAKUBA VALLEY」は、2018-2019ウィンターシーズンに、過去最高の訪日外国人スキー来場延べ客数36万7000人を記録したと発表した。総来場者数の約24%を外国人が占め、その伸びは前年比で約11%増に。海外では「Japow」(Japan+Powder Snow)と呼ばれ、パウダースノーの雪質が世界のスキーヤーから人気を集めるなか、国内最大スケールのスキー場や変化に富むコースが評価されているようだ。

また、ICリフトチケットで自由に滑走できる共通自動改札システムの導入や、関東、中部、関西からの空港バスの直通運行便を増やすなどのインバウンド誘客施策なども功を奏し、口コミの評価の高さやリピーターの多さにつながっている。圧倒的に多いオセアニア地域からの来場が約半数を占めており、その後アジア、欧州、北米と続く。欧州や北米からの来場者が増加したのは、海外有名スキーリゾートとのシーズンパス提携で知名度が上がったからと見ている。

今シーズンからは独自のアプリからの観光情報、スキー場の天候や積雪、リフト運行の状況、シャトルバスの位置情報などの発信も始め、スキーをしない客でも楽しめる雪上パラグライダーなどの冬遊びの充実など、新たな取り組みも積極的に行った。北アルプスが一望できる絶景テラスや、アウトドアブランド「Snow Peak」プロデュースのグランピング・ディナーツアーなど、雪のないシーズンでも楽しめる施設や体験も充実してきたことで、オールシーズン型の「マウンテンリゾートHAKUBA VALLEY」としてブランド力が向上。これからも観光需要の活性化を目指し、地方創生の実現に取り組んでいく考え。

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(やまとごころ編集部)

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