インバウンドニュース

レンタカーを利用するインバウンド客向け訪日旅行保険 5カ月で加入1万件突破

2019.06.11

印刷用ページを表示する


沖縄ツーリスト株式会社のレンタカー部門であるOTSレンタカーと大同火災海上保険株式会社が外国人旅行者向けに共同開発した「One Two Support 訪日旅行保険」が2019年1月1日~5月31日までの5カ月間で加入件数が1万件を突破した。

「One Two Support 訪日旅行保険」は、訪日外国人旅行者の増加や医療にかかる受入環境整備の重要性が一層高まっていることを踏まえ、レンタカーを借受けする外国人旅行者を包括的に補償するレンタカー業界および保険業界初の商品として、今年1月1日より提供を開始。

特徴は、外国人旅行者が病気やけがにより提携病院で受診する場合、医療費の立替払いの必要がなく、キャッシュレスで受診ができることにある。加えて、医療機関を受診する際の手配や医療通訳といったサービスも受けることができる。また、レンタカー1台あたりの保険料設計となっていることから、ドライバーだけでなく同乗者も補償対象となるなど、利用者の利便性を追求した点などが評価され、多くの外国人旅行者から支持を得た。

自国で旅行保険に加入してこなかった旅行者も、OTSレンタカーを借りる際に「安心パックVIPプレミアムプラン」を利用するだけで旅行保険も同時に加入できることから、訪日客の旅行保険加入を促進するとともに、医療費の未払いや通訳の問題で悩む医療機関にもメリットがある商品となっている。

5月31日までの対応実績は81件の事故受付があり、累計5,287,570円の保険金が支払われた。OTSレンタカーでは急増する沖縄の外国人観光客への新たな保険対応の形として、今回の全国初の試みを通じて、観光産業に貢献したいとしている。

(やまとごころ編集部)

編集部おすすめ関連記事:

レンタカーで北海道ドライブ旅行を楽しむ訪日外国人、彼らが向かった場所とは?

インバウンド客のレンタカー利用全国で12%、沖縄では61%。「道の駅」認知度は19%、利用目的は休憩・飲食

関連インバウンドニュース