インバウンドニュース

訪日外国人や在日外国人向け「増税ガイドブック」英語・中国語版を無料公開

2019.09.19

印刷用ページを表示する


2019年10月1日より8%から10%にあがる日本の消費税について理解を深めてもらうため、Webサイトやアプリの多言語化サービスを提供するWovn Technologies株式会社は、訪日外国人や在日外国人向けの「増税ガイドブック」を無料公開した。免税に関する説明から、10%の消費税増税にあたって導入される8%の軽減税率に該当する品目の説明なども含まれている。

年々増加する訪日外国人観光客と、273万人を超える在留外国人に「情報の平等化」の観点から消費税の仕組みをわかりやすく伝える多言語ガイドブックで、専用ウェブサイトからダウンロード可能だ。対応言語は4カ国語で日本語・英語・中国語(繁体字と簡体字)となっている。

消費税と免税についての基本的な説明のほか、今回の増税の目的、特に10月1日から2種類になる税率の解説にページが割かれている。酒類・外食を除く飲食料品と、週2回以上発行の新聞に適用されるのが軽減税率であることや、店舗では税込の総額表示が義務化されているものの、例外的に税抜き表示があることなどだ。ケーススタディとして、混乱を招きやすい状況でのシュミレーションもイラストと共に表示。飲食店での店内飲食か持ち帰りか、ケータリングか宅配か、スーパーマーケットや薬局での医薬品や医薬部外品(どちらも10%)など特定品の買い物や、それらの場所から食べ物、飲み物を持ち帰りした場合など、日々の観光と生活で疑問点となりやすい箇所を詳しく区分している。

(やまとごころ編集部)

編集部おすすめ関連記事:

国内の免税店数5.8%増の5万198店、初の5万店を突破。地方の免税店目標の2万店まで959店に

観光庁、インバウンド向け臨時免税店制度を来年に創設。イベント、クルーズなど期間限定での免税が容易に

関連インバウンドニュース