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京都・祇園地区で、オーバーツーリズム対策に向け訪日客など観光マナーの周知・啓発の取組へ

2019.09.17

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観光客が急増し、オーバーツーリズムによる地域への負担が懸念される京都府祇園町南側地区において、主に訪日客を対象としたマナー啓発の実証実験が行われる。京都市が京都市観光協会及び地元協議会などと連携し、紅葉などで人気の高まる秋の観光シーズンに検証、今後において効果的な対策を打ち出すのが狙い。

実施期間は、9月30日から12月8日まで。訪日外国人向けのナビゲーションアプリや、宿泊施設などで無料で貸出されるスマートフォンの利用者に対し、自動的に画面表示されるプッシュ機能を使ってマナー情報を知らせる。また巡視員をエリア展開し、マナー違反が見られる観光客へ多言語での啓発や指導を行う。巡視員は2名1組で、うち1名は英語または中国語対応できる人員となる。巡回地域は、花見小路通付近となる予定だ。地元で設置された監視カメラがある場合は、カメラがあることを周知してもらうポスターを掲示する。記録された違反件数などから導き出した事業前と事業後の比較分析や、地域住民や観光客を対象にしたアンケート調査などから検証を進めていく。

また、東山警察署、京都女子大学生活デザイン研究所、おおきに財団などの関係機関からなる検討会構成員が、同地域にてパトカー巡回、マナー啓発グッズの配布、ギオンコーナーでの啓発動画の上映なども展開する予定だ。

(やまとごころ編集部)

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