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日本の文化が伝わる伝統的コスメが人気、ドラッグストア2019年8月のインバウンド消費調査

2019.10.04

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データマーケティングのTrue Dataは、全国ドラッグストアのPOSデータによる2019年8月のインバウンド消費動向調査を発表した。JNTOの発表によると、8月の訪日外国人数は前年同月比2.2%減少の252万人となり、台風被害による関西国際空港閉鎖があった2018年9月以来11か月ぶりに前年同月を下回った。またドラッグストアにおける1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は前年同月比13.6%減少した。1レシートあたりの購買単価は15,643円で前年同月比4.1%増となったが、1店舗あたりの購買件数は前年同月比17.1%減少したことが響いている。

ドラッグストアのインバウンド消費購買金額の推移 1店舗あたりの売上金額(円)

▲ドラッグストアのインバウンド消費購買金額の推移 1店舗あたりの売上金額(円)

ドラッグストアにおけるインバウンド消費が減少している中で、化粧品は売上個数TOP30内に15商品がランクイン。特にパックのランクイン数は前月の8商品から1商品増え9商品となり、インバウンド消費における化粧品の存在感がさらに高まっている。TOP10内にランクインしているパックの「毛穴撫子 お米のスキンケア お米のマスク」や「ワフードメイド 酒粕パック」は、日本の伝統的な食品の成分を配合し、パッケージに表記するなど工夫されており、日本の文化が伝わる特徴的な商品を展開することで、訪日客の心を捉えているようだ。

ランキングは以下の通り。

<全国>2019年8月インバウンド売上消費個数ランキングTOP30

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(やまとごころ編集部)

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