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東北の夏祭り 来場者は過去最高の1616万人に 訪日客も年々増加

日本銀行の青森、仙台、秋田、福島の4支店は20日、2019年の東北夏祭りの動向結果をレポートにまとめて公表した。調査した16の祭りの総入込客数は前年比5%増の1616万人と、東日本大震災前の2010年における1597万人を初めて上回り、過去10年間で最高の入込客数を記録した。

祭り別では青森ねぶた祭の285万人が最も多く、続いて仙台七夕まつりが224万人、弘前ねぷたまつりが168万人、盛岡さんさ踊りが149万人、八戸三社大祭が145万人だった。7月から8月にかけては天候に恵まれ、高速道路の開通効果もあり、秋田県花輪ばやし以外の15の祭りで前年を上回った。

外国人観光客の動向をみると、国内客と比べて少ないものの、年々増加傾向にあり、今年は過去最高の多さだったとの声も挙がった。国・地域別にみると、台湾や中国を中心としたアジア圏の団体客が多かったが、今年の特徴として欧米圏やオーストラリアからの観光客も目立った。特に盛岡さんさ踊りでは、釜石市での開催を控えたラグビーワールドカップ2019関連のパレードが実施されるなど賑わいをみせた。

訪日客の中にはリピーターとして毎年祭りに参加する個人客も増えはじめており、運営者側では公式ホームページの多言語化や祭りの情報を多言語で閲覧できるスマホアプリの導入など、受入れ体制の整備を図っている。

来年は東京オリンピック・パラリンピックと東北夏祭りの会期が重なるため、首都圏からの外国人観光客をどう誘客するかが課題となってくる。取組の一環として、オリンピック・パラリンピック開催期間中、東京都内に東北経済連合会が中心となって、全世界に東北の魅力を発信する拠点「東北ハウス」を設置することが計画されている。

(やまとごころ編集部)

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