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2019年の中国国慶節期間中、アリペイによる日本での取引件数が初めて世界一に

アントフィナンシャルサービスグループが提供する、モバイル決済およびライフスタイルプラットフォームAlipay(アリペイ)は7日、中国の大型連休である国慶節期間中(2019年10月1日〜7日)における、中国人観光客(香港、澳門、台湾を除く)のアリペイ消費統計データを発表した。グローバルにおける事業拡大が加速していることを背景とし、アリペイの海外取引は引き続き増加している。

日本における取引件数は前年同期比124%増となり、海外旅行先別の取引件数ランキングで、初めて世界第1位になった。これは、グローバル平均の取引件数増加率の10%を大幅に超える。また、アリペイが使われた場所のトップ3は、コンビニエンスストアチェーン、マツモトキヨシ、関西国際空港の順で、一人あたりの消費額は、前年同期比15%増だった。アリババグループの旅行プラットフォームFliggy(フリギー)のデータによると、日本は中国人観光客に最も人気のある海外旅行先となっており、このことも日本を世界一に押し上げた要因のひとつと考えられる。

出典:アントフィナンシャルグループ プレスリリース

海外旅行時にアリペイを使用するユーザーのうち、1960年代より前に生まれたユーザーでは30%の増加であったのに対し、2000年以降生まれのユーザーは前年同期比で130%増加と、特に若い世代で急速に浸透している状況が見て取れる。取引件数増加幅ランキングでは、多くの現地店舗がアリペイを導入したカンボジアとフィリピンが初のトップ10入り。海外旅行先として人気が急増しているヨーロッパと東南アジアでは、直近12ヶ月で多くの現地店舗が導入したことにより、取引件数が大きく増加した。中でもポルトガルは64倍、フィリピンは26倍と、前年に比べて急増している。

倍率2

2019年のアリペイ国慶節キャンペーンでは、10月1日から4日の期間中、55の国と地域で30万以上の店舗がキャンペーンに参加し、100万を超えるレッドパケット(モバイル決済に使える特典)が、プロモーションQRコードのスキャンを通してユーザーの手に渡った。

また、フリギーによると、最近では「ニッチ」な旅行先の人気が上昇。例えば、モンテネグロ、ウズベキスタン、セルビアへの旅行パッケージ予約数は、昨年の同時期比でそれぞれ、14倍、4.7倍、1.8倍と増加している。その他、ヨーロッパにおける鉄道チケットの売上は35%増、タイとマレーシアでの「ドリアン体験」パッケージの売上は前年同期比60%の増加となるなど、中国人観光客が従来の定番には飽き足らず、よりユニークな旅行体験を望んでいることがわかった。

(やまとごころ編集部)

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