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訪日客向けにゴールデンルートに次ぐ新たな観光ルート形成へ、海外メディアを招き魅力をアピール

2019.10.17

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北陸信越運輸局では、北陸新幹線を活かした訪日外国人向けの新しいゴールデンルートの形成を目指す「グランドサークルプロジェクト」を推進している。東京と大阪を太平洋側で結ぶゴールデンルートは訪日初心者の定番となっているが、それに続く新たな観光ルートとして、日本海側を結ぶグランドサークルルートを作り、さらなる訪日外国人の誘客を目指している。

広範囲に及ぶこのプロジェクトは、北陸新幹線沿線の自治体を中心に新潟県・長野県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・東京都・埼玉県・群馬県・滋賀県・京都府・大阪府の12都府県とJR東日本、JR西日本が連携して取り組んでいる。プロジェクトの一環として、今年1月にはスペインで開催された旅行博に出展、10月に入ってからはマレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムのメディアを招き、実際にグランドサークルを巡ってもらうなど海外市場での認知度向上を積極的に行なってきた。

今回さらなる取組として、シンガポールとタイのメディアを招き、10月19日(土)~28日(月)まで「レール&レンタカーによる周遊観光」をテーマに福井・石川・富山・埼玉を巡るコースを体験してもらう。関西空港および羽田・成田空港をはじめとする大阪と東京の主要空港・駅から北陸エリアまで、北陸新幹線や特急列車が使用できる訪日外国人向けフリーパス『北陸アーチパス』と、レンタカーの組み合わせによる自由な旅の魅力を海外メディアにアピールし、新たな観光ルートとして訪日客の取り込みを目指す。

(やまとごころ編集部)

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