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2019年9月全国百貨店売上高、インバウンドは2カ月ぶりにプラス転換も購買客数は4カ月連続のマイナス

2019.10.28

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日本百貨店協会は23日、9月の全国百貨店売上高を発表した。全体では消費税率引上げの直前となったことで駆込み需要が盛り上がり、前年同月比23.1%と大きな伸びが見られ、2カ月連続の上昇となった。昨年の自然災害による休業・営業時間短縮の反動や各店の改装効果などもあり、高額商材を中心として業績アップに寄与した。

インバウンドによる9月の免税総売上高は前年同月比で2.7%増、253億2000万円と2カ月ぶりにプラスとなったが、購買客数は約38万4000人で、4カ月連続のマイナスとなっている。

一人当たりの購買単価は8.4%増の約6万6000円で、購買客数の減少を補ったかたちとなり、一般物品売上高も約125億円で1.8%増と健闘している。食品や化粧品などの消耗品は約128億2000万円で、こちらは3.5%増となった。

外国人観光客に人気のあった商品は以下の通り。食品が前月の4位から3位に上昇、子供服・雑貨が5位に入った代わりに、美術・宝飾品がベスト5から外れている。

1位:化粧品
2位:ハイエンドブランド
3位:食品
4位:婦人服飾雑貨
5位:子供服・雑貨

また、免税手続きカウンターの来店国別順位は以下となった。

1位:中国本土
2位:台湾
3位:香港
4位:韓国
5位:シンガポール
6位:タイ
7位:マレーシア

(やまとごころ編集部)

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