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訪日イスラム教徒のトイレ利用の調査結果をTOTOが発表。82%が「温水洗浄便座があれば必ず使う」

訪日したイスラム教徒(ムスリム)旅行者に、自国でのトイレ習慣と日本のトイレの整備環境についてTOTOが質問し、19の国と地域から138名の回答をまとめ発表した。イスラム教には生活全般についての規範があり、日本では認知度がまだ低いがトイレ利用にも規範がある。

ムスリムはトイレ利用後に排泄部を水で洗う規範があり、自国のトイレ個室内には必ずハンドシャワーが設置されている。旅行中でも規範を無視することはなく、その代用として温水洗浄便座が使用されているのが実態だ。訪日ムスリム旅行者のうち、95%が温水洗浄便座を利用したことがあり、82%が「あれば必ず使う」と回答。認知度では99%と、ほぼ全員が知っていることがわかった。

「今後好んで使いたい公共トイレ」について聞くと「清潔性」と「温水洗浄便座付き洋式トイレがある」の2点が理由で、宿泊施設や公共交通機関のトイレが上位に入った。また「今後二度と使いたくない公共トイレ」では、この2点が欠けていることを理由に「公園」などが挙がった。

公共トイレを使ったあと「手を絶対洗う」とした人は99%で、「石鹸を絶対使う」とした人も89%に上った。「自動式のタイプを好む」と答えた人は63%で、過半数が自動水栓やソープディスペンサーを望んでいると言える。「日本のトイレで困っていること」では、「冷たい水が嫌。すべてのトイレに温水洗浄便座がついてるわけではない。」(シンガポール・女性)、「滞在二日目だが用を足すのにいちいちホテルに戻っている。水を使ってしっかりと洗いたいのに、その施設が見つからない。」(クウェート・女性)など、温水洗浄便座を望む声が高かった。このような実態を知った上でのトイレ環境整備は、訪日外国人受け入れの重要な課題のひとつだ、とTOTOは結んでいる。

(やまとごころ編集部)

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