インバウンドニュース

2020年度の観光予算0.5%増の715億円 インバウンド消費額拡大に向けてスノーリゾートやナイトタイムエコノミーに重点

2019.12.24

印刷用ページを表示する


政府は20日、2020年度の予算案を閣議決定した。それによると、観光庁関連の予算額は前年比0.5%増の714億8900万円で、東北復興枠を除く一般会計予算は680億9400万円となった。1月から徴収を始めた国際観光旅客税(出国税)による充当額は510億6100万円にのぼった。

20年度予算は大きく3つの柱で構成されている。「ストレスフリーで快適に旅行できる環境の整備」に273億8100万円、「我が国の多様な魅力に関する情報の入手の容易化と観光産業の基幹産業化」に156億5300万円、「地域固有の文化、自然等を活用した観光資源整備などによる地域での体験滞在の満足度向上」に237億3800万円を配分した。

前年度予算からほぼ横ばいのなか、旅行安全情報共有プラットフォーム事業やクルーズ寄港促進事業、広域周遊観光促進事業などが前年の2分の1に削減された。

その一方で、スノーリゾート整備に20億円、ナイトタイムエコノミーに10億円、DMOのデータ収集・分析に1.6億円が新規に予算化された。

(やまとごころ編集部)

編集部おすすめ関連記事:

2019年度補正予算 訪日客6000万人を見据えた基盤整備に126億円

インバウンド関連案件数と予算編成時期との関連は? 入札情報から読み解くインバウンド業界

関連インバウンドニュース