インバウンドニュース
2020年東京五輪への興味と認知度はどれくらい?アジア7カ国でFUN! JAPANが調査
2020.01.09
日本好きコミュニティサイトを展開するFUN! JAPANが、台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インドのアジア7カ国での、今年の東京五輪への興味と認知度などを調査した。訪日旅行者の増加に反映すると見られる関心の高さを、読者へのアンケートによって割り出している。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに「非常に興味がある」と「まあまあ興味がある」の回答を合わせると、どの国も60%超という高い結果になった。中でも意外だったのは、総じてメダル獲得数が少なく「クリケットしか興味がない」と言われるインドが80%超えだったことだ。観戦方法を聞くと「自国でテレビ観戦」がやはり圧倒的だが、各国の20~30%が「日本に行ってパブリックビューイングなどでライブ観戦するつもり」と答えている。観戦チケットがなくても現地で自国の選手を応援するなどして盛り上がりたいという意思が見られ、訪日客数が増加しそうな結果が出た。
2019年に訪日した人限定の質問で「2019年に比べ、2020年の日本への旅行は増えますか?」という問いには「ほぼ変わらない」という答えが各国共通で大半を占めた。しかし、訪日で東京を訪れる場合に「オリンピックの時期は避けますか、ぶつけますか?」という問いには各国で答えが異なった。訪日リピーターの多い台湾と香港では「時期はそのままで、行先を日本の他の地域に変える」が一番多く、僅差で「行先はそのまま、旅行時期をずらす」となった。また「行先はそのままで、旅行時期をずらす」と回答したのはタイ、マレーシア、ベトナム、インドで、「行先も時期も変えない」はインドネシアでの割合が一番多かった。このような結果から、訪日回数は例年と変わらなくても、時期のずれや行き先の変更はあり得るとしている。
このことから、人気のパブリックビューイングを地方で開催し「おもてなし」するのも集客効果があるのでは、としている。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
JNTO「Your Japan 2020」キャンペーンを実施
オリンピック訪日観戦希望者の約9割が地方旅行にも興味あり—DBJ調査
関連インバウンドニュース
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介
2024.04.08
2024年3月国内景気、インバウンド消費や旅行・観光産業が好材料で3カ月ぶり改善。今後も緩やかに上昇と予測
2024.04.03
2024年2月ドラッグストアとスーパーマーケット売上「パック」「かぜ薬」が大きく伸長、訪日外国人増加も要因に
2024.04.02
外国人労働者初の200万人超え、飲食、宿泊業などで高い雇用意欲。課題は語学やコミュニケーション
2024.03.28
訪韓外国人客が利用するアプリは? 旅ナカではネイバー、パパゴなど韓国アプリの利用率高く
2024.03.15
アメリカ発の家族向け日本ツアー、10日間で1人133万円の中身は?
2024.03.11
TikTokが海外クリエイターを九州・沖縄に招聘、観光地の魅力をショートムービーで若年層に訴求
2024.03.07
インバウンドに冬に人気のエリアは? 増加率1位は犬山市。カニ スキー 温泉など冬ならではの体験が人気