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2020年の春節、中国人旅行客の人気旅行先トップは日本。トレンドは「体験型商品」に注目

中国の正月にあたる春節は、中国人旅行者の海外旅行が活発になる時期。2019年には前年比12.48%増の631万1000人が海外に出掛けており、今年の旅行需要も引き続き高いと予想されている。

中国の大手オンライン旅行会社Trip.comの統計によると、中国周辺国への海外旅行では、日本が人気トップとなっている。次いでタイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジア、スリランカ、インドという順で人気があり、ここ2、3年変動がない。中国から数万人が訪日すると予想される今年は、体験型商品の「雪見」「温泉」「ウィンタースポーツ」が人気になる、と予想されている。

また、長距離の海外旅行先では、オーストラリアが人気トップとなった。オーストラリアは南半球にあるため、中国では冬にあたる春節時期は夏になる。暖かい春節が楽しめるとして人気があるようだ。他にアメリカ、イタリア、ニュージーランド、イギリス、スペイン、ロシア、フランス、アラブ首長国連邦、ドイツが挙がっている。

春節の時期は家族旅行の割合が60%と高く主力客層となっているが、世代別では1980年代生まれが海外旅行に最も積極的で、全体の29%を占める。家族旅行に関しては、高品質ツアーであることを重視し、90%以上の観光客が高級商品を購入しているほか、プライベートツアーも前年比100%以上の増加がある。

ただし、旅行のコストパフォーマンスへの意識も高まっており、「オーストラリア9日間団体ツアー」では販売価格が5〜10%下がるなどの現象がみられた。全体では団体ツアーの割合が多く65%に上るが、カスタマイズツアーも人気が上昇している。これは、Trip.com提供のCtripアプリで簡単にオーダーできることが人気の要因のようで、オンライン経由の旅行商品購入は全体の6割以上だった。また、春節期間に海外旅行をする中国人旅行者の居住都市トップ5は、都市別GDPがトップクラスであり、経済成長が著しい上海、北京、広州、深セン、南京の順となった。

(やまとごころ編集部)

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