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カプセルホテルに泊まりたい!紙漉きをしたい!中国SNSデータから春節シーズンの訪日客ニーズを分析 

中国の消費情報とSNS口コミデータの分析ツールを提供するWEBメディア「中国トレンドExpress」は、まもなく迎える中国の春節を前に、中国人訪日客のニーズについて「新浪微博(Weibo)」などのSNSから分析を行った。春節シーズンでの訪日旅行に関するSNS投稿が多く見込まれる春節直近の約3ヶ月間について、2017年~2019年までの3年分のデータを集計し、ランキングにしている。

個人旅行者では、5位「富士山に登りたい」、10位「渓流下りをしたい」、11位「舞妓さんになりたい」、12位「紙漉きをしたい」と、ランキング中位に体験型消費に関するキーワードがずらりと並んだ。日本政府観光局によると、現在中国からの訪日旅行者のうち約6割が個人旅行で日本を訪れており、約4割はすでに1回以上日本を訪れたことのあるリピーターだという。こうした状況を背景に、買い物だけでなく、日本の自然や文化を、自ら体を動かして体験することに魅力を感じる人が増えていることがわかる。

今シーズンの急上昇ワードは「カプセルホテルに泊まりたい」「結婚式を挙げたい」「ドラマ・映画・アニメ聖地巡りをしたい」などで、特に2018年以前はランキング50位前後で推移していた「カプセルホテルに泊まりたい」が、今年は4位にランクイン。上位3位は不動のキーワードが並んでいることから、最も注目されているワードと言えそうだ。日本のカプセルホテルは近年、スタイリッシュかつ機能性に優れた内装により狭い空間でも快適に過ごせると注目されている。

8位の「ドラマ・映画・アニメ聖地巡りをしたい」は、日本のポップカルチャーへの関心が引き続き高い状態にあることや、海外アーティストによる日本でのミュージックビデオ撮影などが影響していると思われ、撮影地にちなんだスポットなどへ足を運ぶ人が増加しているようだ。9位にランクインした「結婚式を挙げたい」については、結婚式そのものを行うというより、ウェディングフォトの撮影を日本で行いたいというニーズで、新婚旅行先に日本を選び、日本ならではの和装や日本庭園を背景にした撮影などに憧れを抱く人が増えていると思われる。

不動のトップは「買い物したい」。観光庁の2019年の訪日外国人消費動向調査でも依然、諸外国に比べて「買い物」消費額がダントツで高い中国訪日客だが、個人旅行客・リピーターの増加と越境ECの発展により、買い物のスタイルには変化が見える。現在は「ドン・キホーテ」のような楽しみながら買い物ができるところ、日本流のカウンセリング販売やブランド体験ができるお店、そして、中国の人気アプリ「大衆点評」等から特典が得られるスポットが人気となっているようだ。SNS、ショートムービーなど各種テクノロジーの進化により、中国消費者はリアルタイムに日本のトレンド情報に触れているため、消費行動は今後も敏感に変化すると考えられる。

(やまとごころ編集部)

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