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新型コロナウイルスによる初の経営破綻、訪日中国人ツアー受け入れの愛知県の観光旅館

東京商工リサーチ(TSR)によると、愛知県蒲郡市の西浦温泉にある観光旅館「冨士見荘」が2月21日、名古屋地裁豊橋支部へ破産申請をしたことがわかった。

三河湾を望む景観と新鮮な魚介類を売りに、2005年12月期には約5億5000万円の売上高を計上していたが、その後の業績不振により2013年8月には経営の行き詰まりが表面化していた。近年は需要が高まる中国人ツアーの受け入れに注力し、経営を継続していたが、2020年1月、新型コロナウイルスの影響で中国からの団体ツアーのキャンセルが相次いだ。春節の大型連休時期とあって見込んでいた需要が確保できなくなったため、経営継続を断念した。負債額は調査中だという。

TSRと業務提携する米国Dun & Bradstreetは、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界で約500万社の企業が影響を受ける可能性があるとするレポートを2月6日に公表した。また、日系企業の中国への進出動向を調査結果からは、1月31日時点で中国全土には1891社の日系企業が4380拠点(日系企業が議決権・支配権を50%以上保有している拠点のみ集計)を構えている。そのうち、武漢市には39社が進出し45拠点を構えており、今後も影響を受ける企業が増加するものと見られている。

(やまとごころ編集部)

 

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