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UNWTO コロナウイルス感染拡大を受け2020年世界の観光客数を下方修正、アジアは9~12%減と予測。終息後の観光業への支援を強調

世界観光機関(UNWTO)は6日、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、2020年の貿易を含む観光事業年間見通しの下方修正と、経済復興に観光事業が不可欠であることを強調、政府や他の機関へ支援を求めた。

UNWTOは新型コロナウイルス発生以前、2020年の観光客数を3~4%のプラス成長としていたが、最新情報として、2020年の国際貿易数、旅行者数ともに減少と減収の見込みで、旅行者数を1~3%マイナスになると下方修正し、また収益の推定損失が300~500億米ドルになる見込みと発表した。

地域別では、アジア太平洋地域が最悪の影響を受ける地域であると考えられ、その旅行者数は9~12%ほど減少すると予想している。また、世界における他の地域の推計は、現在、急速に新型コロナウイルスが拡大している事から、その推計は時期尚早とした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、観光事業の多岐にわたるものと考えられる。UNWTOの事務総長は「観光セクターの約80%は中小企業が占めており、観光産業に多く依存している地域を含む世界中の何百万人もの生活が危機にさらされている」と強調する。

UNWTOは、現在取り組んでいる4つのテーマのうちの一つである持続可能な開発施策において、観光が将来の復興活動で重要な役割を果たすとし、政府、国際機関、関連機関に対し、観光事業を復興計画の優先事項として含めるよう提言、経済復興策に対する観光への財政的および政治的支援を求めている。観光事業は過去を見ても非常に強く跳ね返る力のある事業であり、より広範な経済、社会復興を導くことができるとしている。

(やまとごころ編集部) 

 

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