インバウンドニュース

コロナの影響でGW期間中の国際線予約は90%以上減、国内観光地でも休業相次ぐ

今週も「観光」「インバウンド」というキーワードで1週間のニュースを見てきたなかで、日々変化する業界の動きをお伝えする。

 

大型連休の観光地は一斉休業も相次ぐ

宿泊業では、緊急事態宣言が全国に拡大したことを受け、大型連休にむけて、温泉地や観光地で一斉休業のニュースが目についた。「日本一の星空」で知られる長野県阿智村は、村内の宿泊施設・観光施設等を5月6日まで休業する。秋田の乳頭温泉や新潟県の月岡温泉も全ての宿泊施設の休業を決め、四国遍路の寺で作る「四国八十八ケ所霊場会」は、御朱印を提供する納経所を閉鎖するよう各寺に求めた。

コロナ特需で好調のドラッグストアでも一部縮小の動き

小売業では、ダイコクドラッグ、サンドラッグ、マツキヨやツルハなどのドラッグストアの一部店舗縮小のニュースが相次いだ。マスクや消毒液などのコロナ特需で好調と思えたドラッグストアだが、訪日外国人観光客の需要を見越した都心店や大型商業施設内の店舗に縮小の動きが出た。また海外に目を向けると「世界の小売業ランキング2020」が発表され、現状では1位のウォルマート、2位のコストコをはじめ、実店舗が強い実態が明らかになった。新型コロナウイルスの影響で3位につけたアマゾンが今後ランクアップしていくのか注目だ。

飲食業ではテイクアウトなどの動き進むも、食糧供給も課題に

飲食業は、テイクアウトやデリバリーを手掛ける飲食店の情報を発信する「#エール飯」が全国的な広がりを見せる力強いニュースの傍で、根本的な食糧供給の問題に関するニュースが目立った。インバウンドの減少などで和牛の取引価格の急落はかねてより報じられていたが、収穫期に労働力として期待されていた海外からの技能実習生が入国できない問題も生産者を苦しめている。開業から一年半の豊洲市場では、マグロの取引が前年比で半減だという。

GW期間中の国際線予約状況は90%以上減

交通業では、オーストラリアで2番目の規模を持つヴァージン・オーストラリア破綻のニュースが21日に報じられた。翌22日に発表されたゴールデンウィーク期間中の予約状況では、日本航空、全日空の2社合計の国際線予約人数が前年比96.8%減という衝撃的な数字も聞こえた。

中国で徐々に回復する旅行の動き

旅行業のニュースとしては、中国が回復してきたという話題がいくばくかの不安を持って取り上げられていた。刺激を与えると青い光を放つプランクトンが織りなす幻想的な光景目当てに、中国・福建省の浜辺に観光客が集まっていることが報じられ、5月1日から5日までのメーデー5連休には、レンタカーやキャンピングカーでの旅行が人気で、多くの予約が入っているという。

上記以外では、工場で働く外国人や留学生が、職やアルバイトを失い困窮していることを伝えるニュースが目についた。また、それに対して救いの手が差し伸べられつつある。

また海外メディアでは、コロナ後の飛行機搭乗時の新ルールの予測や、旅行の際の新常識など、コロナ後のスタンダードを探る記事がみられた。

(やまとごころ編集部 ニュース担当 清水陽子)

 

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