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2020年3月全国百貨店売上、海外渡航者の入国制限でインバウンド売上85.7%減、購買客数は93.4%減に

日本百貨店協会は24日、3月の全国百貨店売上高の概況を発表した。3月の売上高は前年同月比33.4%減の3404億円となり6カ月連続マイナスを記録、過去最大の下げ幅となった。顧客の外出自粛、営業時間短縮や臨時休業、物産展や文化的催事などの大型イベントの中止といった新型コロナウィルスの感染拡大防止への措置から、入店客数も大幅に減少した。なお、地区別ではインバウンド減少の影響を受けた大都市が地方都市よりも減少幅が大きく36.2%減となり、地方における26.3%の減少より9.9ポイント下回った。

商品別の売上では、主要5品目が全てマイナスを記録し、特に苦戦したのが顧客へのメイクを施すタッチアップの中止などで、前年同月比で4割以上減少した化粧品や、卒入学式の中止の影響を受けたセレモニー用の衣料品や身の回り品。通常はデパートの集客目玉イベントである食品催事も中止となり、食料品の売上も22.5%減少した。しかし巣ごもり消費での上昇もあり、ウェブ発注や、生鮮食品などの宅配は比較的好調であった。感染防止を考えての購入からか、婦人用手袋なども売上が伸びた。

インバウンドによる3月の免税総売上高は、中国などからの渡航者の入国制限の影響で急激な落ち込みが見られ、前年同月比で85.7%減の47.5億円、購買客数は93.4%減の3万人となった。なお、2019年3月の免税総売上高は332.8億円、購買客数は45.2万人だった。

コロナウィルスの影響から2カ月連続で非常に落ち込んだ結果となったが、訪日客一人あたりの購買単価は急上昇しており、約15万9000円で前年同月比216.2%になった。

3月に外国人観光客に人気のあった商品は以下の通り。

1位:化粧品
2位:ハイエンドブランド
3位:食品
4位:婦人服飾雑貨
5位:子供服・雑貨

また、免税手続きカウンターの来店国別順位は以下の通りとなった。
1位:中国本土
2位:香港
3位:韓国
4位:台湾
5位:シンガポール
6位:マレーシア
7位:タイ

(やまとごころ編集部)

 

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