インバウンドニュース

域内観光促進に向け 沖縄や北海道で自治体独自の施策スタート、脱インバウンド目指し小売業では越境ECも活発に

6月11日、九州北部・関東甲信・北陸・東北南部の梅雨入りが発表され、本州では東北北部を除くすべての地域で梅雨入りとなった。気温も高くなりマスクが暑苦しい季節になってきたが、そんな中で今週も観光・インバウンド業界のニュースをお届けする。

営業再開した宿泊施設では様々なコロナ対策が進む

各地の宿泊施設でコロナ対策を講じながらの営業が始まった。6月1日に営業を再開した北海道の層雲峡、ホテル大雪では、フロントカウンターには飛沫防止ボードを設置時、チェックイン手続き毎にボールペンを消毒する。ブュッフェでは、レストラン入店時に必ずビニール袋とマスクを着用する。熊本県の鍋屋本館では、チェックイン時に非接触型体温計で体温測定をする。宿泊客にもマスク着用の協力を求めている。50年以上の歴史を持つ名古屋のホテル「ホテルナゴヤキャッスル]は、2020年10月からの休館を発表した。建て替え後2024年の開業を目指す。

脱インバウンドを目指し越境ECが活発になる小売業

小売業では、脱インバウンドを目指した越境ECの動きが引き続き活発だ。中国マーケティング支援会社「ENJOY JAPAN」は、中国で急成長中のECプラットフォーム「Pinduoduo(ピンドウドウ)」上に日本製品専門の総合店を開設し、日本企業が低リスクで中国に商品を販売出来るサービスを開始した。既に中国でのEC販売で成功しているピジョンは、中国での直販に乗り出す。販促費を削減し、利益率を上げる狙い。

飲食業ではGo To キャンペーン早期実施へ期待が高まる

運営委託費に対する批判で委託先を分野ごとに決めることとなった「Go Toキャンペーン」で、飲食部門を担当する農林水産省は、事業者からヒヤリングを行った。外食業界からは、早期の実施を求める声が上がった。末松広行事務次官は、できるだけ早く、官民で知恵を出し合って進める意向だ。

3密回避のバスツアーが交通業界でスタート

交通業では、はとバスが東京タワーとコラボし、屋根なしの2階建てオープンバスで都内を見学したのち、外階段で東京タワーを登る「オープンエア外階段ウォーク」にチャレンジするツアーを実施することを発表した。

テーマパークでは営業開始、旅行代理店ではオンライン相談のサービスも

旅行業界のニュースとしては、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、8日に営業を再開した。休館が続くサンリアピューロランドでは、オンラインでサンリオ人気キャラクターと1対1で会えるイベントを開催する。JTBは、ウエディングプラザ銀座本店・新宿本店・横浜本店の3店舗で、オンライン相談のサービスを開始した。

県内の旅行需要喚起に向け、各自治体でキャンペーンスタート

自治体の動きは、沖縄で、1人最大15,000円が補助される県民向けの「おきなわ彩発見」キャンペーンが始まり、人気を集めている。北海道では、道民を対象に、旅行代金を最大1万円程度助成する事業が予算に盛り込まれた。

海外メディアでは、協定を結んだ国同士で、自由な出入国が可能となる「トラベル・バブル」について、考察する記事が多く見られた。どの国とどの国の往来が可能になるのかに注目が集まる。

(やまとごころ編集部)

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