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話題の食べ物から食のトレンドを知ろう! アジア5カ国でいま人気なのは?「FUN! JAPAN」調査

2020.07.09

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日本好きコミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communicationsが、台湾・香港・タイ・マレーシア・ベトナムのアジア5カ国で流行している食べ物を調査した。世界的に流行するヴィーガンやベジタリアン、宗教の教えからくるハラルなど、食の多様性を知ることが訪日客へ魅力ある食を提供する際の重要なカギとなっている。

台湾では、新商品への関心が高い。話題店の初出店などに行列することは当たり前で、日本で人気のひとり焼肉店「焼肉ライク」の台湾一号店も長蛇の列だったそう。コンビニでは、有名店とのコラボ商品が多く並び、最近では夜市グルメの味をイメージした商品が人気になった。

香港人も目新しいグルメに好奇心旺盛で、かつ健康志向。低カロリーな「ノンオイルフライヤー」料理が人気で、オーガニック、最新スーパーフードなどにも注目が集まる。最近の人気商品としては、トースト好きな香港人の心を掴んだ、ココナッツミルク、卵と砂糖、パンダンの葉から作られた「カヤジャム」を塗った「パンダン・カヤトースト」がある。ドリアンのスイーツや、インスタ映えするカフェなども人気だ。

タイでも健康食が流行っており、オーガニック野菜料理や、雑穀や花のスイーツがトレンド。辛い食事を好むお国柄だが、コンビニのドリンク類は砂糖入りが多く、食事中も甘い飲み物を取ることが多い。日本の抹茶や台湾のタピオカドリンクも不動の人気だ。

マレーシアで大人も子供も大好きなのが、「チェンドル」というかき氷だ。緑のゼリー状の麺が入っていて、ココナッツミルクなど南国的なシロップがかかっている。多民族国家なので食の多様性も幅広く、属する宗教や民族によって食生活が全く異なることも特徴だ。

ベトナムも甘いものが好きだが、健康ブームもあり豆乳、コラーゲンや青汁ドリンクなどの需要がある。ヘルシーな日本食も大好きで、日本から出店の回転しゃぶしゃぶレストランなども人気だ。若者の間ではたこ焼き、もち、お好み焼きなどスナック的な日本食も好まれ、抹茶味のお菓子もよく見かける。エコにも敏感で、プラスチックを使わない店も増えているそうだ。

(やまとごころ編集部)

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