インバウンドニュース
ガストロノミーツーリズムを通じた地域活性化を目指し、奈良で12月に国際シンポジウム開催。withコロナ時代の在り方を議論
2020.11.25
奈良県は、12月16日に国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所との共催で「ガストロノミーツーリズム国際シンポジウム」を奈良県コンベンションセンターにて開催する。
このシンポジウムは、奈良県が誘致を目指す2022年の「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」の開催に向けた機運醸成の観点から、ガストロノミーツーリズム関係者の取組やモチベーションを誘発することを目的とし、昨年に引き続き開催されるもので、ガストロノミーツーリズムが地域の活性化にもたらす効果やウィズコロナ時代のガストロノミーツーリズムの在り方などを協議する。
「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」は、食と観光の連携が地域の伝統や多様性をサポートするだけでなく、文化の発信、地方経済の発展、持続可能な観光の実現、食の経験を伝達するためのプラットフォームの提供を可能にするという考えのもと、UNWTOがバスクカリナリーセンターと共催で2015年から毎年開催しているもの。世界的にも珍しい4年生の料理専門大学であるバスクカリナリーセンターがあるスペインで2年毎に、その他の国では2016年にペルー、2018年にタイで開催しており、今年はベルギーで開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により来年6月に延期が決定している。
奈良県は、観光庁から2022年の「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」の国内開催候補地として選定されており、新しい観光誘客の一環として、地域の食材の魅力を味わいながら観光を楽しむガストロノミーツーリズムの推進に取り組んでいる。
オンライン併用で開催される。定員は先着300名で、締め切りは12月11日。「ガストロノミーツーリズム 国際シンポジウム2020 in 奈良」の公式サイトから申し込みができる。
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