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「分散型旅行」で安心・安全な旅と旅行需要の平準化を目指すキャンペーン官民連携で開始 —観光庁

2020.12.14

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観光庁がウィズコロナ時代の旅として推し進める「Go To トラベル」事業で、より安心・安全な旅のかたちを提案する「分散型旅行」のキャンペーンを12月より開始した。キャンペーンを通じて、時間差利用や利用場所の分散で感染防止に努め、年末年始の旅行需要の集中化を避けて感染リスクを最小限にする新しい旅のスタイルを提案する。

9月11日に行われた新型コロナウイルス感染症対策分科会では政府に対し、時と場所が分散される「分散型旅行」の推進が提言されていた。これを受け12月4日、観光庁のGo To トラベル公式サイトでは分散型旅行に関する特集ページが開設され、移動や食事、宿泊などシーンごとの具体的なイメージを伝える動画配信などを行なっている。

「分散型旅行のススメ」と題された6つの動画は、旅の流れに沿って登場人物が繰り返し登場し、関連性のあるストーリー展開になっている。それぞれ約1分で早朝の公共交通機関利用や、平日の食事や宿泊利用などの利点を端的に、軽快なタッチで描く。平日や早朝にゆったり旅を楽しむ姿を映しながら「時間と場所を分散したら、まだ知らない日本が見えてくる」と締めくくる。

分散型を応援する東北3県の動画もアップされ、早朝時間帯や平日の利用を誘うポイント付与や旅行商品の特集など、民間事業者が協力して混雑回避に取り組むキャンペーンも紹介している。

キャンペーンはGo To トラベル事業終了まで継続する。キャンペーン内容は政府の方針や感染状況により変更することもある。

キャンペーンサイトはこちら

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