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スポーツ文化ツーリズムアワード2020決定、空手やジャズマラソンなどユニークな取り組みが受賞

2021.02.19

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スポーツ庁、文化庁及び観光庁は、スポーツ文化ツーリズムの優れた取組を評価し普及を図るべく、昨年に引き続き「スポーツ文化ツーリズムアワード2020」の公募を実施し、10日、48件の応募の中から13件の受賞団体を決定し発表した。

今回の公募は、スポーツや文化芸術資源の融合により、新たに生まれる地域の魅力を国内外に発信し、訪日外国人旅行者の増加や国内観光の活性化を図るための政策連携の一環によるもの。

スポーツ文化ツーリズムアワードは、「スポーツ文化ツーリズム賞」「スポーツツーリズム賞」「文化ツーリズム賞」の3賞から構成され、特に優秀な取組があった場合の特別賞として「武道ツーリズム賞」「日本遺産ツーリズム」「食文化ツーリズム」の3賞が新設された。

武道ツーリズム賞を受賞した「世界でただ一つ!空手発祥地“沖縄”の空手ツーリズム事業」は、世界最大の武道・空手発祥の地である沖縄で、空手家や旅行者を対象に、空手観光、武道体験、文化体験など多様性ある空手ツーリズム商品を開発したもの。空手資源と観光資源を融合し、空手ツーリズムという世界で唯一の新たな観光市場を創出した。「世界に広がりのある取り組みは評価できる」「武道ツーリズムの牽引者になりうる取組」などが評価のポイントになり受賞となった。

日本遺産ツーリズム賞受賞の「和歌山ジャズマラソン」は、和歌山県和歌山市が2001年から実施しており、2021年に第20回大会を迎える。マラソンの舞台は日本遺産「絶景の宝庫和歌の浦」で、歴史文化を肌で感じながら自然の中を駆け抜けるコース設定となっており、沿道にはジャズライブのステージが設けられ、生演奏の軽快なリズムがランナーを後押しする。さらにメイン会場では、特産品を味わえるブースを設置し食文化も味える、地域一体で盛り上げている取り組みだ。「スポーツと文化の両方の要素がバランスよく入っており、地元とも調和している」「マラソンの取組の中では異彩を放っており歴史もある」などの評価が受賞へと繋がった。

食文化ツーリズム賞を受賞した「世界ホタテ釣り選手権大会」は、ホタテ養殖発祥の地として50年以上の歴史がある北海道豊浦町で行われているいイベントで、1試合の制限時間を3分間とし、専用の釣竿で水槽内の活ホタテが何枚釣れるかを競うもの。ホタテを活用した世界大会として、公式ルールなどを決め、毎年春と秋に行っている。大会開催だけに限らず全国各地へのイベント出張や、教育旅行・インバウンド等の体験プログラムとして同競技を普及すべく、様々な活動を行っている。「自分もやりたいと思えるユニークな取り組み」「町にふさわしいイベントで個性的」などが評価された。

スポーツ文化ツーリズムアワード2020受賞13件は以下の通り。

スポーツツーリズム文化賞 2件
・熊野古道伊勢路と尾鷲市の歴史文化を守り活用する「おわせ海・山ツーデーウォーク」
・富士下山 ~富士山の知られざる魅力に出会う自然旅行~

スポーツツーリズム賞 2件
・あるがままの自然を活用したアウトドアスポーツ“アドベンチャーレース”を全国で展開
・FIBA 3×3 World Tour Utsunomiya Final 2019の開催

文化ツーリズム賞 2件
・日本遺産北前船を通じた各地の文化資源活用と観光振興
・重要文化財の保存修理工事を観光資源化「道後温泉本館×火の鳥 道後REBORNプロジェクト」

武道ツーリズム賞 2件
・世界でただ一つ!空手発祥地“沖縄”の空手ツーリズム事業
・居合道発祥の地でサムライ体験 山形県村山市

日本遺産ツーリズム賞 2件
・和歌山ジャズマラソン
・出羽三山の精神文化と山形交響楽団のコラボレーションによるコンサート『出羽三山シンフォニー』

食文化ツーリズム賞 3件
・TOYOURA世界ホタテ釣り選手権大会 ~The world scallop fishing Championships~
・「晴レの酒、花の宴。」 日本酒蔵ツーリズム推進事業
・ジオ・ガストロノミー・ツーリズム

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