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世界で検索された夏と冬の人気旅行先を発表、アジアでは年末年始は東京が人気

2021.08.10

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エクスペディアが、夏季休暇(2021年8〜9月)と年末年始休暇(2021年12月〜2022年1月)の期間にチェックインする条件で検索されている世界の旅行先を調査し、ランキングとして発表した。その結果、共通して言えることは、夏は主に国内旅行が検索されているのに対して、年末年始は海外旅行も検索されていることが分かった。

日本のサイトにおいて、今年8〜9月で検索された旅行先トップ10は全て国内だったが、今年12月〜来年1月ではトップ10のうち6箇所が海外だった。いずれもビーチリゾートが人気で、夏季の1位が沖縄、年末年始の1位がアメリカのオアフ島(ハワイ)となった。ビーチリゾート人気は日本だけの傾向ではなく、海外旅行が再開されつつあるアメリカではメキシコのカンクン、ヨーロッパではスペインのマヨルカ島やモルディブが上位に入っており、オーストラリアはゴールドコーストが、韓国では済州島が、それぞれ両シーズンで1位となった。

海外旅行再開の目処がまだ立たないアジアでも、年末年始の旅行先では海外を検索している人が多く、東京が人気なことが分かった。タイ、台湾、シンガポール、香港の検索ランキングでは、海外では東京が1位になっている。シンガポールではニセコが9位、香港では大阪6位、北海道(札幌・ニセコ除く)7位、札幌8位と、日本から4箇所がトップ10入りした。タイや台湾では、それぞれ国内が主となる中、東京が唯一海外の旅行先としてトップ10に食い込んだ。エクスペディアは、渡航条件が緩和されれば、「これらの地域からインバウンド需要が増加することが期待される」としている。

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