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バーチャルライブツアーと越境EC組み合わせ、お土産も買える観光プロモーションJNTOが展開

2021.09.30

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日本政府観光局(JNTO)は、コロナ禍で厳しい状況にある地方経済支援のため、バーチャルライブツアーとEコマースを組み合わせた新たな観光プロモーションを29日より開始した。

中国Eコマース大手のアリババグループのプラットフォームを通じ、在日中国人インフルエンサーがライブで日本各地の魅力や地域産品を紹介する。中国の視聴者はライブツアーを楽しみつつ、その配信画面から直接越境ECプラットフォーム上の地域産品を購入できる。2022年3月末までに全国8ブロックで計8回実施する予定だ。全国規模で、長期にわたりバーチャルライブツアーとEコマースを連携する取り組みは世界的にも例がない。JNTOは、コロナ禍での新たな観光の可能性を追求していくとしている。

第1回は、 九州ブロックで、9月29日の日本時間15時から3時間程度行われ、九州産の日本酒・焼酎や即席ラーメン、伊万里焼・有田焼などを紹介した。10月中旬には東北、11月中旬に中国・四国、 下旬に近畿、12月下旬が北海道、1月中旬に中部、2月中旬に沖縄、 3月上旬に関東が予定されている。

プラットフォームは、航空券や鉄道チケット、宿泊施設、レストランなど旅行に関する包括的な予約サービスやコンテンツを提供する、アリババグループ傘下のオンライン旅行サービス「Fliggy(フリギー)」 と、 2014 年に開設された越境ECプラットフォーム「Tmall Global(天猫国際)」で行われる。

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