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★JR西日本グループ、2022年に向けた中期経営戦略発表 インバウンドを重点戦略に260万人利用を目指す

2018.05.16

JR西日本グループは、2022年に実現を目指す中期経営計画を発表した。なかでも、年々増加する訪日外国人の利用需要に応え、インバウンド対策を重点戦略の1つに設定。グループとしては初めてインバウンドの数値目標を設定した。連結営業収益は、対2017年比220億円増の650億円、訪日専用旅行商品利用者数は、同比100万人増の260万人を目指す。

訪日外国人旅行客がJR西日本を利用する際の快適度を向上するため、インバウンド向けのハード・ソフト面での改善を進める 。目標達成のための施策は以下の3つで、「受け入れ態勢の充実」「広域観光ルートの開発と整備」「プロモーション強化」が柱となる。具体的な施策は以下の通り。

1.受け入れ態勢の充実
多言語表記や案内放送の拡充、駅構内や車内での無料Wifiの整備、700系車両のトイレ洋式化、海外からのインターネット予約整備などの受け入れ 体制の充実

2.広域観光ルートの開発と整備
「西遊記行」等の地域と一体となった海外誘客キャンペーン 、食・自然・古民家宿泊など西日本エリアの魅力ある観光素材の発掘、トワイライトエキスプレスの海外向け試行販売、オプショナルツアーの商品化および販売促進 といった広域観光ルートの開発と整備

3.プロモーション強化
地域、自治体、DMOとの連携による西日本エリアやグルーブ全体のプロモーション強化、シンガポール事務所の支店化、対象国を拡大してのSNS情報発信などによる東南アジアや 欧米豪のプロモーション強化

(やまとごころ編集部)