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アジア6カ国訪日客の買い物は価格や品質がポイント。限定品など希少性、母国語・英語の説明も重要という結果に

2019.02.15

アジア6カ国からの訪日旅行者のショッピング事情を(株)Fun Japan Communicationsがオンラインで調査した結果を発表した。香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイ・ベトナムからの観光客の買い物傾向を、計6,714人の回答から分析、発表した。

「日本旅行中によく買うものは?」という問いに対し、香港や台湾では「薬品」という回答が最も多く、自分用のほか、家族や友人に頼まれたニキビ薬や整腸剤など、指定の医薬品を購入するケースが多かった。タイ、マレーシア、インドネシアでは「食品」が一番多かった。また今回から調査に加わったベトナムでは、化粧品・衣類・食品・薬品・靴の順番だった。

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「何をポイントに商品を購入するか?」という質問には、6カ国とも「価格」または「品質」が大切と答えた。台湾、香港、マレーシア、インドネシアでは「日本限定品などの希少性」が2番目に。「大きさ・重さ」も、荷物の超過料金を意識してか台湾、マレーシア、タイ、ベトナムで4番目、香港では5番目となった。マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナムが5番目に挙げたのが「母国語、英語の説明がある」こと、また「使い道(多目的性など)」を4番目に上げたのが香港とインドネシアで、買い物への慎重な態度が伺えた。

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「旅行中に買い物する店舗・ウェブサイトは?」という問いへの総合1位は「ドラッグストア」。医薬品が人気の香港・台湾はともに1番目で、6カ国の総合データではその後、コンビニ、スーパー、ショッピングモールと続く。今回から調査に加えられたベトナムは、「ショッピングモール・商店街・スーパー」の順で多かった。一方、旅行中に通販サイトを利用する人も少なくなく、楽天やYahoo!ショッピング、Amazon japanなどで買い物し、ホテルで受け取って持ち帰るというケースも見られた。

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(やまとごころ編集部)

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