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訪日客が快適に旅行できる環境を包括的にサポートする観光地「まちあるき」満足度向上支援事業、2次募集を開始

2019.05.14

観光庁は、訪日外国人旅行者が観光地で満足度の高い旅行ができるように認定した「旅行環境まるごと整備計画」に基づき、特にニーズの高い分野で集中的に支援をしている。観光客が駅などの公共機関から、散策しながら各々の観光スポットに到達するまでの「まちあるき」において必要な受入環境を整えるもので、整備計画公募期間は5月10日から6月28日まで。

訪日外国人旅行者が多い、またはその見込みがある市町村やDMOなどが単独もしくは共同で、整備計画を作成し、地方運輸局を経由して観光庁に提出する。外部有識者の意見聴取を経て、支援対象とする整備計画を認定する。支援の補助率は、対象経費の2分の1以内。

無料Wi-Fi環境や多言語案内標識の整備、小売店や飲食店を含めたキャッシュレス決済への面的な取り組みや、これらと一体的に行う外国人観光案内所や「道の駅」などの機能強化を目指す。また、歴史的資源としての古民家等の活用、電線の地中化や配線等の無電柱化、シェアサイクルの導入など、特に文化財・国立公園周辺地域の美観を考えた「まちあるき」誘客に効果的なエリアづくりも支援する。公衆トイレの洋式便器の設置や、災害時の情報端末への電源供給といった非常時の対応能力の強化も図っていく。

(やまとごころ編集部)

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