鳥取県、H.I.S.とインバウンド観光を推進する協定を締結、東南アジアから一層の訪日客誘致へ
2019.05.29
訪日ベトナム人観光客は年々増えており、訪日外国人旅行者数を国別に見ても群を抜く伸び率だ。2018年には39万人のベトナム人が日本を訪れ、2017年の訪日客数と比較すると26%増という成長率を見せている。これを踏まえ、旅行会社のエイチ・アイ・エスと鳥取県は、ベトナムを含め今後も拡大することが予測される東南アジアの訪日需要に重点をおき、インバウンド観光推進に関する協定を締結した。
これまでも、H.I.S.と鳥取県はベトナムからの観光客誘致に協力して取り組んできた。訪日・鳥取県の魅力を伝えるイベント出展や、ベトナムの旅行会社を対象にした鳥取ツアー説明会、現地視察などで集客を計り、ベトナム発鳥取行きの国際線チャーター便での送客も執り行ってきた。
今後は、こういった取り組みを拡大し、ベトナムのみならずシンガポール・マレーシア・フィリピン・タイ・インドネシアといった国からの鳥取県への誘客も推進していく。H.I.S.にとってもこれらの東南アジア・南アジアの国々と、日本の自治体を繋げる連携協定は初めての試みとなる。連携事業として、海外における鳥取県のブランド力向上、海外プロモーションの展開、チャーター・インバウンドツアーの企画・販売などに取り組む考えだ。受け入れ環境の整備、観光人材の育成、災害時の対応などにおいても、今後の他県での展開を見据えて基盤を整え、日本の地域活性化につなげていく。
(やまとごころ編集部)
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